女子ゴルフでAIG全英女子オープンを制して以来となる米ツアー「スウィンギングスカート台湾選手権」(台湾・ミラマーGC)に出場する渋野日向子(RSK山陽放送)が29日、現地で初ラウンドし、インコースの9ホールを回った。日本とは違うフェアウエーの芝などを入念にチェックしたが、久々の1人での練習ラウンドで、「ずっと笑っていました」と、最初の練習から台湾でしぶこスマイルを全開させた。

午前中は前年の覇者ネリー・コルダ(米国)らと会見に臨み海外メディアにも囲まれた。大会会場の看板には、メジャー覇者と並んで大会の顔として大きく写真が掲載されている。「もう少しいい写真を使ってほしかった…」と苦笑いを浮かべながらも、「(全英を制し)最初にインパクトを与えているので。注目されるのはうれしいし、他の国の人にインタビューされるのもうれしいです」と笑った。

前日28日の午後に台湾に到着した。その足で観光に行き、映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルにもなった九■(きゅうふん)を訪れた。さらにタピオカを食べるなど、台湾を満喫している。「台湾は初めてきました。外で観光とか久しぶり。試合も頑張るけど、自由にしようと思います」。日本では観光するのもままならない現状。海外でリラックスムードで試合に臨む。

2度目の米ツアーに向け、30日は18ホールを回る予定だ。「出るからにはトップ10に入りたい。予選落ちがないので4日間、攻めたい」と誓った。

※■は人ベンに分