日米のツアーを兼ねるTOTOジャパンクラシックで7日、昨年王者の畑岡奈紗(20=森ビル)が前日練習を行い、8日開幕の大会へ連覇への決意を語った。

今季国内メジャー2試合連続優勝を達成した畑岡は、前週に台湾で開催の米ツアー、スインギングスカート台湾選手権を体調不良で欠場。病み上がりで本番に臨む。「まだ完全に治ってはいないが、やるからには優勝を目指したい。今の状態では少し厳しいかと思うが、1日1日自分の調子を見ながらあまり無理をしないで攻めたい」と話した。

台湾の試合の前に行われた中国でのビュイックLPGA上海大会中に食中毒のような症状となり、大会後も体調が戻らなかったという。「2週間ぐらい休んでしまった。まだ、少しスイングの感覚やリズムとかにかかわってしまっている」という。

それでも休養中にテレビで見た米男子ツアーのZOZOチャンピオンシップで「スイングの好きなローリー・マキロイのプレーを見た。見て学ぶことも好きなので、イメージをよくしていきたい」と、頭を使ったイメージトレーニングを行ってきた。

今季前には、米ツアー3勝やメジャー初制覇、4日間大会で勝つことを目標に掲げた。米ツアーは1勝も、国内メジャー2連勝と、いずれも4日間大会で勝利。「最近は3日間大会は短く感じる」とすっかり慣れてきた様子。今回のTOTOジャパンクラシックは3日間大会となるが「1日打ってしまったら、(優勝の)可能性がなくなる。(3日間)いいスコアで回らないといけない」と気を引き締めていた。