岡山・作陽高で渋野日向子の1年後輩だった石川怜奈(19=チェリーヒルズGC)が踏ん張った。首位から出て、71。2日連続アンダーパーで通算7アンダーの2位とした。緊張の連続からか「もう吐きそう!」と嘆くなど先輩ばりの珍語録を連発。20位タイ以上の合格へ、8日最終日の全力プレーを誓った。

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スコア提出を終えてホッとしたのか、石川が泣き言をこぼし始めた。「つらかった~、もうやだ~、ほんとやだ。息ができない~」。首位スタートの緊張もあってか、この日は荒れた。4バーディー、3ボギー。ただし、2日連続アンダーパーの71にまとめ、2位に踏ん張った。

緊張から解放され“しぶこ節”に負けない“れな節”を連発した。自己ベスト65を出した前日夜、渋野からLINEがあったか問われて「来ました、来ました。“レナ、ナイス! あたしにも取材が来たよ”って」と笑った。12番のボギー後、13番で1・5メートルのパットを入れてパーセーブしたことには「もう吐きそう。ヤバい。これ超ヤバいんですけど!」。

緊張しているだけに、前夜は眠れなかったのか? 「夜は眠れませんでしたよ。夜8時半にベッドに入って10時間ぐらい」。十分、眠れているが。「違うんです。(午前)2時、3時、4時と目が覚めて…あ、そうですね。寝てますね」。

渋野が「キャラがヤバい」という強烈なニューフェースは最終日も乗り切るか? 「私、バカなんで。なんもかんがえてないんで」。ガヤ芸人顔負けのパワフルトークで、合格を目指す。【加藤裕一】