東北福祉大1年の牛塚海斗(18)が首位発進した。強風が吹き、難易度の増した名門・片山津GCで3バーディー、4ボギーの1オーバー、73。13番パー3でカラーから7メートルのパーパットをねじ込むなど、得意のグリーン上で27パットとさえ、粘りのプレーに徹した。社会人2年目の石塚祥成(23)も73で首位タイ。70台が12人だけという我慢大会になった。

   ◇   ◇   ◇

73でトップに並んだ石塚は「上出来。昨日初めてここを(練習ラウンドで)回って、むちゃくちゃ難しかったんで」と満足そうだ。昨春に日大を出て、総合物流企業「センコー」(大阪市)に就職。総務部に身を置き、ゴルフ部で競技活動を認めてもらい、今大会も同社から5人が出場している。「社会人は体作りが大事」と、練習場は月に約2回、週に2、3回はジム通いする。「優勝を狙います」と学生優位のアマチュアにくさびを打ち込む。