女子ゴルフの米ツアーで4年目を迎える畑岡奈紗(20=フリー)が7日、今季の開幕戦へ向け米国に旅立った。

成田空港に母博美さんとともに現れた畑岡は、20年の目標について「去年、米ツアー3勝を掲げて1勝しかできなかったので、それを目標にしたい。東京五輪も出られることになれば、もちろん金メダルを取りたい」と話した。

6日付の世界ランクでは6位で、11位の渋野日向子(21=RSK山陽放送)、14位の鈴木愛(25=セールスフォース)とともに、出場資格圏内にいる。短いオフには、元旦に神奈川の平塚サンビーチで初日の出を見て、寒川神社へ初詣に行ったという。

新シーズンへ向け、上半身のトレーニングに、茨城の宍戸ヒルズCCや、男子のミズノオープンが開催される同県のザ・ロイヤルGCで練習ラウンドをこなした。ザ・ロイヤルGCでは、男子と同じ約6800ヤードをイーブンで回ったという。

また、正月には、箱根駅伝で茨城・岩間中の陸上部時代にともに練習に励んだ青学大のアンカー、湯原慶吾(2年)を応援し、その活躍に刺激を受けた。「私も駅伝をやっていたので、良かった。(後輩の湯原とは)1年違いで、去年は直前の変更で出られなかったので、今年出られてうれしかった」と話した。

畑岡は、16日からの米ツアー開幕戦、ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ、翌週のゲインブリッジLPGA(ともにフロリダ州)に出場。その後、2月20日からの渋野日向子も出場する予定のホンダLPGAタイに出場予定。