女子プロゴルファー渋野日向子(21=RSK山陽放送)が24日、地元・岡山市の岡山東税務署で一日税務署長を務めた。さらに便利になったというスマホを使ったネット利用のe-TAXで、模擬の確定申告に挑戦。「思ったよりすごく簡単で、いろんな人が使えると思います」と感想を語った。確定申告はネット利用ではすでに始まっており、窓口受付は2月17日から3月16日までとなる。

渋野自身は昨年に続く、2度目の確定申告。「昨年は1人で頑張って手書きしましたけど、ツアー1年目でまさかこんなになるとは思わず…。(所得が)億超えちゃってますんで、税理士さんと一緒に頑張ってます」と書類作成に奮闘中だ。昨年は賞金だけで全英女子オープン優勝、国内ツアー競技で2億2000万円超を稼いだ。今年も「昨年ほどは無理でも、賞金女王争いはしたいので、賞金で1億は絶対に超えていきたい」と意欲を見せた。

高額納税のため? の戦いまで1カ月を切った。また東京オリンピック(五輪)開幕まで、この日でちょうど半年となった。初戦は2月20日開幕の米ツアー・ホンダLPGAタイランド。同じ黄金世代の河本結が同ツアーのゲインブリッジLPGAで暫定2位スタートを決めた。「ネットで見ました。最初からすごいと思うけど、結ちゃんはガンガン行くので予想はしていました。かなり刺激になります」。オフの表彰式、一日署長などの仕事はこの日で終了。渋野がいよいよ戦闘モードに突入する。