松山英樹(27=LEXUS)が、過去2度優勝の得意コースで通算10アンダーまでスコアを伸ばし、今大会を終えた。最初のバーディーは3番パー5。2オンに成功し、イーグルパットこそわずかに外したが、難なくバーディーパットを沈めた。9番パー4ではバンカーから2打を要してボギーをたたき、前半はイーブンパーだった。

後半に入ると10番パー4ですぐにバーディーを奪った。14番パー4こそボギーだったが、前後の13、15番のパー5ではスコアを伸ばした。スタンドの大観衆に囲まれた名物の16番パー3では、ティーショットを約1メートルにつけて大歓声を受け、この日5つ目のバーディーとなった。通算10アンダー、274の16位で終え「安定してきたかなという感じ。ズレていたものが少し戻ってきたかなという感じはある。しっかりと上位で戦える、優勝争いができるところまでできたらいいなと思う」と、今後に向けて手応えを感じた様子だった。

次戦は1週空いて、ジェネシス・オープン(13日開幕、米カリフォルニア州)を予定。「結果的に10アンダーまでくることができたけど、優勝するためには2日目の3オーバーを…。1日だけボンッと打ってしまう傾向が強いので、そこを直さないと優勝できない。そこをせめてイーブンとか1アンダー、2アンダーぐらいで回ることができるように、しっかりと練習していきたい」と、前を向いて話した。