米女子プロゴルフ協会(LPGA)は10日、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、アジア開催の2試合、20日開幕のホンダLPGAタイランド(タイ)と27日開幕のHSBC女子世界選手権(シンガポール)の中止を発表した。

LPGAは「難しい決断だったが、私たちの選手、ファン、大会関係者の健康と安全を最優先に考えた。残念だが、またアジアに戻ってくるのを楽しみにしている」とする声明を出した。2試合には渋野日向子(21=サントリー)畑岡奈紗(20=フリー)らがエントリーしていた。

渋野は、マネジメント事務所を通じて「楽しみにしていた大会が中止になり、とても残念です。新型コロナウイルスの感染拡大が一刻も早く収束に向かうことを祈っております」とコメントした。

今後の調整方針は未定だが、3月5日からの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディース(沖縄・琉球GC)で今季初戦を迎えることになりそうだ。