女子ゴルフ界で注目の黄金世代とミレニアム世代が、コロナウイルス感染拡大で開幕から2試合が中止となった現状へ、それぞれの思いを口にした。

黄金世代の勝みなみ(21=明治安田生命)ら4人と、ミレニアム世代の安田祐香(19=NEC)ら3人の計7人が10日、テレビ東京で「明治安田生命レディース・ヨコハマタイヤ特別編、黄金&プラチナ世代GIRLSミーティング」(15日午後4時)の収録に出演。ゲストでゴルフ好きの芸人、蛍原徹らとトークを展開した。

開幕戦に続き、所属企業の冠大会だった第2戦の中止に勝は「楽しみにしていた大会が中止になって残念。早く開幕してほしい」と胸の内を明かした。その上で「オフの期間が延びたと思ってやるべきことをしっかりやるしかない」と練習に励んでいる。

今年から米ツアーに参戦し、国内と掛け持ちの河本結は「国内が中止になって、宮崎で2週間合宿した。今は大学(日体大)のリポートに追われています」と苦笑。国内大会の今後が不透明で、米国行きのスケジュール調整が難しくなっているという。

安田や吉田優利は、プロデビュー戦が2回も流れた。安田は「誰のせいでもない。早くデビュー戦がしたいけど、これ以上広がらないで試合ができたら」と思いを口にした。吉田は「早くギャラリーの前でプレーしたい」。この日の収録では笑顔が絶えず、つかの間の息抜きとなったが、開幕を待ち焦がれる思いが、その表情からひしひしと伝わった。【桝田朗】