開幕が決まった3日、国内女子ツアー第32戦、延田グループ・マスターズGCレディース(10月22~25日、兵庫)の中止が発表された。賞金総額2億4000万円はくしくも、開幕戦となるアース・モンダミンカップと同じでツアー最高額。例年、賞金女王争いのカギを握る終盤の大一番だ。

JLPGAと主催者の延田グループは開催約4カ月半前という異例の決断を「ギャラリー、選手、関係者の皆さまの安全確保を第一との考えにいたった。早い時期での判断となりますが、ご理解を賜りたくお願い申し上げます」とした。

これでアース・モンダミンカップ後の中止決定は4試合に。無観客開催、プロアマ戦中止など主催者泣かせの状況は今後も続くとみられ、開催未定の残り16試合も予断を許さない。アース・モンダミンカップも感染の“第2波”次第では急転中止となる可能性もある。小林会長は会見で「なんとか開催にこぎつけたいのが本音」と話していた。