男子プロゴルファー石川遼(28=CASIO)が、新型コロナウイルスの感染拡大により大会が中止となった高校生ゴルファーのために立ち上がった。

石川は28日、ジュニアゴルファーによる全国レベルの競技会「The “One” Junior Golf Tournament」を8月24、25日に神奈川・横浜カントリークラブ(西コース)で開催することを発表した。

大会名の“One”には「ひとつになって」ジュニアゴルファーを支える意味を込めた。

「高校生活最後の1年を大変な状況下で過ごされている最終学年(3年生)のゴルファー、及びトップジュニアが活躍できる舞台をわずかでも創出したいという思いから、公益財団法人日本ゴルフ協会、一般社団法人日本高等学校・中学校ゴルフ連盟の賛同と協力を得て、さらに開催コースである横浜カントリークラブの多大なるご理解のもと、大会実施に向け準備をスタート致しました」などと声明を出した。

新型コロナウイルス感染拡大が止まらぬ状況だが、「大会終了までの政府及び周辺自治体の見解を注視しながら、開催可否も含めて判断してまいります」。出場選手には、大会10日前からの検温、行動記録を記入した問診票の提出を求める。また、当日も検温と体調の申告を義務付ける。

大会は2日間で96選手(男子48選手、女子48選手)が出場。男女各43人が日本アマチュアランキング(高校生のみ)、昨年の全国高校選手権の成績をもとに選出。加えて男女5人ずつは、3年生の中から大会が推薦する。

大会方式は36ホールストロークプレーで、予選カットなし。なお、出場選手の家族のみ入場を認める。