70位で出たツアー1勝の原英莉花(21=日本通運)は、4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算2アンダーの142でホールアウトした。

第1ラウンドでは上半身と下半身が連動していなかったが、この日は「ボールに力が伝わるようになった。ドライバーで、この2日間で1発だけですけど、いいボールが打てた」と収穫も口にした。527ヤードの13番パー5で、残り210ヤード余りまで飛ばしたティーショットに、これまでの体力強化中心のメニューに手応えをつかんだ様子だった。

6月末に行われた今季開幕戦のアース・モンダミン・カップから、2戦目のNEC軽井沢72(14~16日、長野)まで、1カ月半もの期間が空いた。2日間とはいえ、その中で試合を経験したことには「プライベートラウンドは、あまりしない方なので、緊張感のある中でどのようなボールが出るかというデータが取れたのは、いい収穫になったと思う」と語った。今大会は賞金の一部を、医療機関に寄付することが出場資格のチャリティー大会。「よくよく考えると、私たちがチャリティーをしているというか、させてもらっている」と、試合の場を提供してもらったことを含め、主催者に感謝していた。