日大1年の出利葉(いでりは)太一郎(19=筑紫ケ丘)が連覇を果たした。

苦しみながら栄冠を手にした。単独首位スタートのこの日は、ドライバーショットが左右に曲がり、安定しなかった。それでも前半を2バーディー、1ボギーでターン。後半も耐えてパープレーにまとめ71。2日間通算5アンダーの優勝で、この日誕生日だった母千恵さん(43)を祝福した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、2日間に短縮された今大会。大学初の決勝大会で成長した姿を見せ「開催され、試合ができることがうれしかった。各地区の(ゴルフ)連盟で(大会を)してなくて九州アマだけがしてて、連覇がかかっているのは僕だけで幸せと思った」と声を弾ませた。