女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が、スコットランド・オープン開幕を翌日に控えた12日、会場の英スコットランド・ルネサンスクラブで、オンラインで会見した。

渋野日向子の一問一答は以下の通り。

-スコットランドに来た印象は

渋野 思っていたよりも気温が高くなくてビックリ。コースに入った時は、日本にはまったくないゴルフ場で、見た目から難しさが伝わるなという印象でした。

-今年はAIG全英女子オープンに前年優勝者として臨むが

渋野 1年ぶりに英国に帰ってきて、英語は全く上達していないな、聞き取れないなと(笑い)。1年前と変わってないなと思いますけど、海外の選手と「ハロー」とあいさつして、やっぱり海外はいいなという印象はすごくありますね。

-現在のコンディションは

渋野 コンディション的には雨の日の練習は全くしていなくて、思った以上に天気がいい。明日、あさってが雨予報なので、どうなるかなという意識はある。自分の体調的にはいいですし、ゴルフの調子も、試合をやってみないと分からないですけど(青木)コーチがキャディーをしてくれるので、いい感じで臨めるんじゃないかなと思います。

-こちらではどんな練習をしてきた

渋野 日曜日(9日)にトレーニングをしたので、月曜日(10日)は筋肉痛がありながらの練習ラウンド。初めてのコースで1ラウンドさせてもらったけど、グリーン周り、パターよりはアプローチ、バンカーを重点的にやった。昨日(11日)は動きも良くなってきていたので、距離も月曜日よりは飛んでいました。(11日は)ハーフだけだったんですけど、グリーン周りを中心にやっていました。

-その手応えは

渋野 日本と違って、グリーンにノーバンで乗せると転がってしまう。なかなかスピンがかからない。セカンドショットの距離感も大事になってくる。バンカーに吸い込まれてしまいそうなライ。アウトコースとインコースの感じが全く違う。風の影響をかなり受けそうだなと。(今年AIG全英女子オープンが行われる)ロイヤルトルーンGCの練習にはなるのかなという思いもありました。

-全英女子に向けて試したいこと、確認したいことは

渋野 ロイヤルトルーンGCとは違うと思いますけど、グリーンの感じは日本とは全く違うので、ショットでどう攻めるのか、この4日間で調整できたらいいなと思います。グリーン周りの練習も、バンカーは同じような形状だと思うので、もしも入った時、どういう処置をするのかも、しっかりとできたらと思います。あと、日本と全く違うグリーンの感じなので、アプローチも日本でやっていた以上のレベル、バリエーションが必要だと思うので、そういうのも練習ラウンドで練習してきているので、それが試合でどうできるかが重要かなと思います。

-「見た目から難しさが伝わる」と言っていたが、具体的には

渋野 ラフの長さですかね。フェアウエーは転がるので。フェアウエーに行ったら距離は稼げるなというのはあるんですけど、ラフに入った瞬間、ロスト(ボール)もしかねない、けっこうな長さで、入った時は刻むしかない。コントロールも大事だなと思いました。

-今大会の抱負を

渋野 まったく経験のないリンクスコースなので、どうなるか分からない状況ではありますが、しっかりと結果も求めつつ、自分らしさを忘れず笑顔で、お菓子を食べながらプレーできたらいいなと思います(笑い)。