今季から米ツアーに参戦する河本結(21=リコー)が75で回り、4オーバーでホールアウト時点で53位につけた。

最大瞬間風速10メートル超で、一時は横なぐりの雨が降る悪天候。それでも集中力を切らさず、丁寧なプレーで前半は9ホール全てパーでまとめた。前半の9番パー4ではパーオンを逃したが、グリーン横からの長いアプローチをピン側30センチへピタリと寄せた。ハーフ終了時点で首位と1打差2位。後半へ、期待を抱かせる内容だった。

だが、後半の11、14番でボギーをたたくと、最終18番パー4でもダブルボギー。後半に4つスコアを落とす結果でも、河本は「95点くらいのゴルフ。いいフィーリングでプレーできた。明日もこういう展開になる。風、天気を味方にしたい。一生懸命プレーして全英を楽しみたい」と話した。

米ツアー再開初戦のドライブオン選手権で優勝争いを繰り広げ4位。しかし、その後は2戦連続で予選落ちの屈辱を味わい「精神的にきつい時間でした」と漏らしていた。

渋野、勝らと同じ98年度生まれの黄金世代。幼少時代からライバルがいたからこそ、ここまでたどり着くことができた。

「今週は自分の精いっぱいのゴルフをしたい」と意気込んで挑む、自身初のメジャー。第2ラウンドも粘りのゴルフを繰り広げ、上位争いにつなげたい。