大会2連覇に挑む渋野日向子(21=サントリー)は通算12オーバーで予選ラウンドを終え、予選通過は厳しい状況になった。

「言葉にできないほど悔しい。風どうこうの問題でなく、頭がパニックでした。耐えても1個外すとだめ。アイアンショットも全然だめ。風のせいにはできない」。

5オーバーの71位から出たこの日は、3番バーディー、5番3パット・ボギーで迎えた7番パー4で、トラブルに見舞われた。第2打が右からの強風に流され、グリーン左バンカーのさらに左の斜面ラフへ。きつい左下がり、ブッシュのようなライからのアプローチが、ボールの下をくぐって空振り。第4打でピン6メートルに乗せたが、外してダブルボギーとした。

後半は第1日同様にフォローのホールが続いたが、風に翻弄(ほんろう)されて4ボギー。バーディーは奪えなかった。

ホールアウト時点の暫定カットラインは通算6オーバー。コースには強風が吹いており、午後組も崩れ、カットラインが大きく落ちてくる可能性はあるものの、現時点で6打及ばぬ状況になっている。