51位から出た上田桃子(34=フリー)は、3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算8オーバー、150で52位タイとして、決勝ラウンド進出を決めた。前半を2バーディー、3ボギーの37と粘りのゴルフを展開。後半は、16番パー5で、第3打がピンに当たり、大きくボールが跳ね返るハプニングもあった。何とかパーでしのいだが、その後の17番では、約10メートルのバーディーパットを決めた。「(16番では)ショックという気持ちもあったが、残り3ホールに気を引き締めないとやられるという気持ちの方が強かった。その緊張感があったから17番のバーディーにつながった」と、予選通過を決定付けたバーディーを振り返った。繰り上げ出場が決まった際には、家族に反対されるなど、悩んだ末に出場を決断。「正直、今後こんなタフな状況で試合をすることがあるのか。あらためて、強い選手とやるって、楽しいと感じた。こっちに来なければ、味わうことのできないこと。4日間、絶対、熊本の人に戦っている姿を見せたいと思っていたので、(予選通過して)良かった」と話していた。