ツアー史上初の初優勝から3戦連続Vがかかる笹生優花(19=ICTSI)が、3戦連続のイーグルを決めた。後半の10番パー5(471ヤード)で、フェアウエーから残り約210ヤードの第2打をピン80センチへ。初優勝のNEC軽井沢72、2勝目のニトリレディースと同様に、パー5で完璧なチャンスを作って奪ったもの。1アンダー、71で首位と6打差39位のスタートとはいえ、第2日以降に期待が膨らむ“吉兆”だ。

   ◇   ◇   ◇

ドライバーの第1打をフェアウエー左サイドに運び、ピンまで残り約210ヤード。ハーフターン直後の10番パー5。笹生は4番ユーティリティーの第2打をピン右約80センチにつけた。

「イーグルは良かった。すごくうれしいです。でも、取ったからといって、調子が上がるものじゃない。ゴルフは1個のボギー、ダボからダメになりますから」。浮かれなかった。しかし、3戦連続優勝がかかる大会で、前の2戦と同じビッグプレーは出た。

8月16日、NEC軽井沢72最終日の16番パー5(480ヤード)は、残り195ヤードの第2打を6番アイアンでピン2・5メートルにつけた。8月27日、ニトリレディース第1日の13番パー5(525ヤード)は、左セミラフから残り225ヤードの第2打を5番ウッドで1メートルにつけた。

ツアー今年4戦目で3個のイーグル奪取は部門別ランクで単独トップ。何より、内容がすごい。ロングパットを決める、パー4で第2打を放り込むなど偶発的でなく、絶対的チャンスを作っての“王道”だ。

イーグルを除けば、1バーディー、2ボギーで1アンダー、71。2番でドライバーショットを右林に打ち込むなど、不安定な面も。「アマチュアで6試合連続で試合をした経験があって、今回はまだ2週連続。ただ、プロの優勝争いで、思った以上の疲れがあるかも」。残り2日で首位6打差。「まず予選通過」と繰り返す目標の先、さらに上をにらむ。【加藤裕一】