国内女子ツアー・デサントレディース東海クラシックが18日、新南愛知CC美浜C(6456ヤード、パー72)で開幕する。前週の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー2勝目を飾った永峰咲希(25=ニトリ)は17日、オンライン会見で今後の課題にパーオン率トップ10入りを掲げた。

初の国内メジャー制覇で、次のステップへ。「パーオン率。私はショットメーカーと言ってもらいますが、その割に悪い。自信はあるんです。だから、トップ10には持っていきたい」。今年5試合で、69・28%の部門別ランク42位。実質ツアー1年目の15年が22位で順位は最高だが、66・24%。1度も70%を超えたシーズンがない。

パーオン率が上がる→バーディーチャンスが増える→スコアが伸びる、という当たり前の3段論法。つまりトップ10に入れば、早期のツアー3勝目もついてくる。「はい。そういう考えです」とうなずいた。

優勝後、LINEなどで250件超の祝福メッセージを受け取った。「初優勝の時よりちょっと多かったかも。私以外に両親やメーカーさん(用具使用契約先のテーラーメイド社)にも連絡があって、うれしかったです。すごい大会で勝ったんだと実感しました」という。

初優勝の18年フジサンケイレディース翌週は、もともとの予定通り休んだ。今回は2週連続優勝がかかる。「先週の優勝者として出場するわけですから、気を引き締めて、勢いに乗っていきたい。優勝争いできればいいなと思います」。この日は練習ラウンドでイン9ホールをチェックし、16日のアウトと合わせて1ラウンドを確認。「もう若手じゃない」という25歳の中堅プロが自覚を持って、準備を整えた。