日本ツアー賞金王の今平周吾(27)が、メジャー8度目の挑戦で初の予選通過をほぼ手中に収めた。1オーバーの33位で出て2バーディー、6ボギーの74で回り、通算5オーバー、145でホールアウト。現在、6オーバーまでが予選通過圏内となっている。多くの選手がスコアを落としている現状で、カットラインが4アンダーまで引き上げられる可能性は極めて低い状況となっている。

2つのバーディーは、ともにパー4の出だし1番と最終18番で奪った。最初と最後を飾り、ホールアウト後は「出だしでバーディーから出て、そこからボギーが続いて苦しい展開だったけど、しっかりと耐えられたと思う」と胸の内を明かした。今平は午前スタートで、午後スタートの選手の結果次第だが、メジャー初の予選通過が決定的とあって「メジャーはこれまで何回か出て、なかなか予選を通過できなくて苦しかったけど、ここで予選を通過できたら、すごくうれしい」と、笑顔を見せて話した。

アマチュア世界ランキング1位の金谷拓実(22=東北福祉大)は、予選通過の当落線上となっている。2オーバーの57位で出て3バーディー、8ボギーの75で回り、通算7オーバー、145。現在ラウンド中の選手の結果次第では、予選を通過する。それでもホールアウト後は「昨日よりも難しいコンディションの中で、自分らしいプレーができなかったのは残念。力不足だと思うし、もっと練習しないといけない。持ち帰って練習しないといけない」と、予選落ちの可能性があることを理解して話していた。フェアウエーキープ率が21・4%とあって「フェアウエーに置けないとチャンスをつくることができないコース。もっと精度を上げていきたい」と語った。