女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンが今日1日、福岡・ザ・クラシックGC(6761ヤード、パー72)で開幕する。9月30日は練習ラウンドが行われた。今大会の総ヤーデージ6761ヤードはツアー史上最長となる。ただ優勝候補は優勝スコアを、17年に畑岡奈紗が達成した大会最多アンダーパーと同じ「通算20アンダー」の可能性を指摘した。“史上最長のバーディー合戦”が幕を開ける。

昨季賞金女王の鈴木が「20(アンダー)が出ると思います」黄金世代の小祝が「20アンダーの可能性は全然ある」ミレニアム世代の古江も「20手前。15は行くかな」…。口裏を合わせたように「20」を口にした。

多くがハイスコアを予想する要因は「夏以降の水枯れ」でラフが思うように伸びなかったこと。コースは長く、ラフは深くない-。ならば飛ばし屋有利で浮かび上がってくるのは、今季2勝でJLPGA公認ドライビング女王コンテストを制した“女ウッズ”こと笹生だ。本人は「20アンダー? それはすごい。20は難しいでしょう」と謙虚な予想を口にするが…。大会中の天気予報も良好。空前の伸ばし合いで、今年のゴルファー日本一が決まるかもしれない。【加藤裕一】