1アンダーの38位でスタートした渋野日向子(21=サントリー)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダーと伸ばし、28位に浮上した。

前半の10番から3メートル、3メートル、4メートル、5メートルとバーディーチャンスをことごとく外す展開。17番パー5でほぼ2オンにし、イーグルパットの6メートルを外したものの、1メートルを決めてバーディー。18番では第2打をグリーン左のバンカーに入れボギーと、前半は36で折り返した。

後半になると、3番、4番で連続バーディー。8番パー3では、第1打をピン左7メートルにつけバーディーを奪った。スコア的には3つ伸ばしたが、内容は多くのチャンスを外し「100点中の3点。1ミリ進めたと思えばいい」と話した。

スタート前には飛距離を計測する機械で自分のアイアンの距離を計測。「短いアイアンの距離が合っていなかった。それが試合の中で生きたのかな」という。前日の71に続き、この日は69と今季国内ツアー初の60台もマークした。「結果的に見て、60台は日本で今年初めてなので、すごく良かったと思うが、内容的に見てパターで自分のしたくないミスをかなりしていた」と自分では納得していない様子。

最終日へ向け「優勝を気にするようなゴルフの内容ではないので、意識はまったくしていない。今、自分がやるべきことをしっかりやるだけ」と話していた。【桝田朗】