8位で最終日を迎えた松山英樹(28=LEXUS)が7バーディーの63で通算11アンダーの2位に入った。

カルロス・オルティス(メキシコ)が13アンダーで優勝した。もう1人の日本勢、小平智(31=Admiral)は通算イーブンパーで38位だった。

松山は前半だけで3バーディーを奪って首位を猛追すると、後半もそのままの勢いを維持。終盤の16番で約3メートル、続く17番で約5メートルのパットを立て続けに沈めて連続バーディーで首位に並んだ際には、自然とガッツポーズも飛び出した。

最終18番では約4メートルのバーディーパットを外して天を仰ぎ、17年8月以来の優勝は逃した。松山は「前半からショットは良かったのでチャンスは多く作れた」としながら「ただ、やっぱり入らなかったというところで、悪いストロークはしていないですけど、そこが足りなかったかなというところですね」と冷静に話した。

それでも前日4アンダーの5打差から優勝争いに食い込む善戦。「新たな発見もありましたので、上位でプレーできたことが収穫かなと思いました」と明るい表情で振り返り、7年連続で臨む次週の今年最後のメジャートーナメント、マスターズ(11月12~15日)へ向けても手応えをつかむ大会となった。