渋野日向子(21=サントリー)が12日、13日開幕の伊藤園レディス(千葉・グレートアイランド)の練習ラウンドで調整した。最終日の15日が22歳の誕生日で「去年は第1日だったのでゴルフ場で迎えられたが、今回は最終日なので予選通過しないと迎えられないので、今回はそれを一番の目標にしたい」と笑顔で話した。

前週のTOTOジャパンクラシックに続き、今回も新たなキャディーとタッグを組む。所属事務所のマネジャーでもある田谷美香子キャディーで「2カ月間、米ツアーに同行して、私の思いや考えが分かっている人。一緒にやってみて、どういう感じか見てもらおうと思いました」と話した。

国内ツアー復帰戦後、前週のTOTOジャパンクラシックでは、復調の兆しも見えてきた。会場に入る前は、ゴルフ場近くの笠森観音へお参り。「ゴルフに関してと人生に関してお参りしました」という。課題としていたパッティングについて「スタンスを広くして、どっしり構えるようにしました。先週のキャディーさんに、ショットに対してパットの構えがすごく小さく見えると言われたので」と修正して臨む。

昨年は賞金女王争いの真っ最中で、この大会では予選落ちし、悔し涙を流した。今年は不振にもがき苦しむ状況だが「去年より米ツアーへの思いがずっと強い。将来の米ツアーを考えながら、しっかり試合をしていくのが大事」と将来への経験を積み重ねる場と位置付けて取り組んでいる。