3位から出た香妻陣一朗(26=フリー)が1イーグル、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算8アンダーの272でツアー初優勝を果たした。

最終18番でセカンドショットをピン横、約20センチにつけてイーグルを奪い、首位の木下稜介(29=ハートランド)を逆転した。優勝が決まると、同僚らにウオーターシャワーで祝福され、ずぶぬれになった。仲間らと抱き合うと、自然と涙がこぼれた。

香妻は「まさか自分が優勝争いができるなんて、ここに来るまで思っていませんでした。優勝できたのは本当に信じられないと言いますか、今でもまだ実感がわいていません。まだ1勝目ですけど、2勝目、3勝目とすぐにできるように準備していきたい」と喜びを語った。

昨年覇者の金谷拓実(22=東北福祉大)は4アンダーで5位。石川遼(29=CASIO)は2バーディー、2ボギーの70で回り、イーブンパーで14位だった。