昨年賞金女王の鈴木愛(26=セールスフォース)が、1バーディー、3ボギーとスコアを落とし、通算2アンダーの10位で大会を終えた。

昨年、賞金女王を決めた大会だったが、今年は優勝争いに絡めず、不満の残る今年最終戦となった。1番パー4でバーディー発進も、続く2番から3連続ボギー。後半はオールパーとスコアを伸ばすことができなかった。

コロナ禍で大幅に遅れて始まった今年は、開幕戦のアース・モンダミン・カップでプレーオフで渡辺彩香に敗れ2位。以降は、なかなか優勝争いに顔を出すことも少なかった。

「昨年よりショットも良かったし、パットのフィーリングも良かったから、むしろ去年よりパットの調子は良かったので、結果に結び付かなかっただけ。しんどかったですね。気持ち的に上がらなかった。モチベーションもないし、やる気もないし。その中でもよく頑張ったと思うし、途中ゴルフやりたくないなって思ってた中で、最後までとりあえずやれたから」と、厳しい表情で今年を振り返った。

今季は、今年と来年を統合した変則シーズンになり、今オフはシーズン後半戦へ向けての調整となる。

オフについて聞かれると「(ゴルフから)ずっと離れます。トレーナーさんがトレーニングやりましょうって言ってきたけど、やりたくないです。何のためにやるのかが意味がわからない。ゴルフのためって言われてもやりたくないですね」と、しばらく気持ちをリセットする時間を持つ意向を示した。