日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)による「新人セミナー」が17日、終了した。同協会は2度の受講を義務づけ、昨年のプロテストに合格した安田祐香、石川怜奈、西郷真央、山下美夢有ら9人のツアープロとティーチングプロ28人の計37人が参加。

3日間にわたって、法令順守、交通安全、SNS、メーキャップ、税金、社会貢献など、陸上競技400メートル障害のシドニー、アテネ、北京五輪代表・為末大氏(42)らを講師に招き、社会人、アスリートとしての基本を学んだ。

為末氏は講義後「けっこう熱心な方もいた。“社会の中に自分たちがいる”と思っていてほしい」と話した。「女子スポーツの中では稼げるし、大きな影響力がある。アスリートがメッセージを発信することは世界的な流れ。そこには賛否両論あるけれど、少なくともプレーを通じてメッセージを送る姿勢は持っていてほしいです」と期待した。