55位で出た木下稜介(29=ハートランド)は、4バーディー、2ボギーの68で通算4アンダー、136とスコアを2つ伸ばし、順位こそ57位と落としたが、決勝ラウンド進出を決めた。一時はカットラインを下回ったが、17番パー3でティーショットを3・5メートルにつけてバーディーを奪い、最終18番パー5もパーとして予選通過を決めた。

木下の一問一答は次の通り。

-予選通過です

木下 今日はティーショットがすごく乱れていて、苦しいラウンドになったんですけど、17番でバーディーとることができて。本当にほっとしています。

-17番のバーディーは?

木下 今日はピンポジションがすごく難しくて、その中でちょっとティーショットが乱れて。ラフからはピンが狙えないピンポジションが多かったんですけど。17番ではやっぱり逃げないで完璧なショットが打てましたね。

-あと2日どこを目標にプレーしますか?

木下 もう上がるだけなんで、ぎりぎり予選通過っていうラインですけど、あしたあさってビッグスコアを目指して、トップ10に入れるように頑張ります。

-17番ですが

木下 17番は、きのうのデータがちょうど残っていて、そのおかげで。番手も距離もちょうどやったんで。194ヤードを8番アイアンで打ったんですけど。昨日8番アイアンですごくオーバーして、風もすごく強くて。きょうはそれに比べると風が穏やかになって、8番でちょうどかなって感じで。完璧でしたね。18番にはもう持っていきたくなかったんで、あのパットが入ってほっとしましたね。

-そこで予選通過が見えた

木下 そうですね。最後、まだ比較的易しいホールですから、ティーショットさえ気をつければ大丈夫かなと思ったんですけど、バンカーに入って。あれっ?っと思ったんですけど、なんとか落ち着いていけました。

-初のPGAツアーですが

木下 やっぱりただ来るだけじゃなくて、結果を出したかったんで、この予選通過は素直にうれしいですし。けどやっぱりレベルの高さにちょっとびっくりしていますね。やっぱりスコアが、ハイスコアもそうですけど、混戦ですよね。1つで何選手もいるんで。それはすごくレベルの高さを感じましたね。

-ピン位置は難しかった?

木下 バンカーのすぐ上とか、ラフに入るとなかなか止められないピンポジションが多くて、その中できょうはフェアウエーキープができず苦しかったんですけど。ラフから止める技術も必要だと思ったし、ティーショットをフェアウエーに置くっていう大事さをコースに学ばせてもらったというか、勉強になりました。

-日本よりもスコアが上にいく

木下 そうですね。たぶん日本だと、1アンダーカットかなって思います。3打か2打は絶対違うと思います。ここまではならないかなって思いました。今日はまた風が昨日と逆が多かったので。その中でも1打の人数が多いので、すごいレベルの高さを感じましたね。

-予選のことを考えてこわごわになった?

木下 いやー、言っちゃうとそうなんですけど。予選通過は絶対したいと思っていたんで。その中でトップ10とか言っていたんですけど、いつの間にか予選通過、予選通過って頭がいっぱいになって、ちょっと小さいゴルフになってしまいましたね。でも通過したんで、ちょっと楽にゴルフができるかなと思います。

-明日以降のゴルフは?

木下 やっぱり、今日と同様、フェアウエーにしっかり置いて、テレビとかを見ているとガンガン攻めている選手が多かったんで、やっぱりセーフティにいっている場合じゃないなと思いましたし。フェアウエーにいったときはガンガンピンにいきたいですね。

-トップ10はなかなか大変

木下 大変ですね。ビッグスコアが2日連続いるんで。気持ち的に楽になったので、明日が勝負だと思うんで。明日は5アンダー以上は絶対出して。やっていきたいですね。

-今大会の位置付けは?

木下 やっぱりアメリカは僕もいずれは行きたいと思っていたんで。さっきも言ったんですけど結果をしっかり出したいし。トップ10で次の試合も出られるんですけど、それをやっぱり狙ってきているつもりです。

-次戦のカリフォルニアも?

木下 はい。行きたいです。もうちょっといたいですね。予選通過のプレッシャーの中でできて、予選を通れたんで、ちょっとは自信になりました。やっぱりコースがまだ易しいんで、まだここだと僕もやれるって感じはするんですけど。距離がないですし、下も硬いですし。ただ、他のコースに行くとなかなか、飛距離ももちろん必要ですし、っていうのは感じるんで。日本に帰ってからの課題もいろいろできたかなっていう感じです。今日はほっとしました。