渋野日向子(22=サントリー)は、3バーディー、2ボギー、1アンダーの71で20位につけた。首位の西郷真央とは7打差ながら、約1年3カ月ぶりとなった有観客試合で、観衆をわかせる場面もつくった。

有観客開催について渋野は「最後までメチャクチャ楽しんでやっていた。自分でなく、同じ組の拍手でさえもうれしかった。小さな声でも『ナイスショット』とか言ってもらえて、すごくしみじみとした」と、振り返った。さらに「去年は思えなかった『楽しい』というのを思えたので、すごくギャラリーさんの大切さを感じた」と、アンダーで回った成績以上に収穫を感じた様子だった。

また、昨年限りで、17年から続いていた青木翔コーチと師弟関係ではなくなったことも明かした。「青木さんのところを卒業したという感覚。『何か分からないことがあったら、いつでもおいで』と言っていただいて、ありがたい。青木さんがいなかったら、今の自分はいない。本当に感謝しかない」と話していた。