首位で出た西郷真央(19=大東建託)は1バーディー、2ボギーの73でまわり、通算11アンダーの277で4位に終わった。

初日から首位をキープしてきたが、この日最終組で回った小祝さくら(22=ニトリ)に2打差を逆転され、初優勝を逃した。西郷は「優勝争いができたことはすごくよかったのかなと思います。技術面ではまだまだだったかなと思っている。精神的には強くなれたと思うので良かったかなと思います。すごく楽しくプレーできた」と振り返った。

この日は試合前から雨に見舞われ「確実にパーセーブできるところを狙って、チャンスがきたらとれるようにということを心がけた」。14番をバーディーとした以外は16番まで全てパー。17番で痛恨のボギーを喫すると、同組の小祝と森田遥(24)とは1打差に。迎えた最終18番(パー5)のセカンドショット。グリーンエッジまで230ヤードが残っており「ここは攻めるべきだということで狙っていった」。3番ウッドで振り切ったが思うようなショットとはならず、2連続ボギーに。「攻めた分、仕方ないかなと思っています」と冷静に振り返った。

初優勝こそ逃したが、昨年プロデビューした19歳は堂々の戦いぶりを見せた。気持ちは切り替えており「なかなか連続ボギーで終わることがないので、自分で驚いているというか。この経験を生かして次につなげないと意味がないと思うので、しっかりやっていきたい」と次戦以降を見据えた。