国内女子ゴルフツアーの21年第3戦Tポイント×ENEOSトーナメント(19~21日・鹿児島高牧CC)開幕を翌日に控え、地元鹿児島出身の勝みなみ(22=明治安田生命)が18日、開催コースで会見を行った。

勝は現在、東京に拠点を移しているため、帰郷するのは年末年始など年に1、2回。ただ、アマチュアでツアー初出場したのが同コース開催だった12年の今大会でもあり、思い入れは人一倍だ。「確か2打差(実は3打差)ぐらいで予選落ちして、すごく悔しくて」と9年前を振り返った。

もちろん、鹿児島に戻ると楽しみの方が多い。まずは「食」だ。「食べ物がとにかくおいしい」と言い、具体的に挙げたのが「鳥刺し」「キビナゴの刺し身」と「山形屋デパートの中にある“しんこだんご”」。しんこだんごは鹿児島名物のしょうゆ味の和菓子。「鹿児島に来たら、絶対食べてほしい。私はあの店のしんごだんごが日本一と思っています」と力説。「昨日も1人で4本食べました」と言い、1本の単価まで“宣伝”した。

前週の明治安田生命レディースは所属先のホステス大会だったが、通算9オーバーで予選落ち。シーズン序盤とあって、まだクラブの調整が完了しておらず、今大会もアイアンのシャフトを少し軽めにし「ヘッドの重みを感じられるようにした」という。「やっぱり地元が一番応援してくれていると感じます。このコースで開かれたこの大会は予選通過してもあまり上位に行っていないので」。12年は予選落ち、13年は27位、16年は46位、17年は36位。前週の悔しさもバネに、しんこだんごを力に変えて、今年こそ優勝争いに加わりたい。