高橋彩華(22=東芝)が予定から約6時間半遅れでラウンドがスタートした慌ただしい1日を振り返った。

この日の午前5時台にテレビ中継スタッフ(屋外作業員)1人から新型コロナウイルスの陽性反応が確認され、消毒作業や濃厚接触者の特定などで全組のスタートが遅れた。午前7時半スタート予定の第1組だった高橋は午前4時に起床。同5時半すぎに会場に到着し、パッティンググリーンで調整を行っていた時に遅延の連絡を受けた。

いったん、車で約30分離れた滞在先ホテルへと戻り、午後2時からの再開の連絡がきたのは午後0時ごろだった。それまではYouTubeなどを見て過ごしていたと明かし「そんなに長くは感じなかったです」と明るく話した。

そのまま出だしの1番ではいきなりバーディーを奪うなど、トラブルにも動じず快調なスタートを切った。しかし、その後は13番までプレーし、1バーディー、2ボギー。第1組でも全ホールを終えることができず「条件はみんな一緒かなと思います。調子もあまりよくないので、予選を通ればいいなと思います」と話した。

この日は午後6時すぎに全組が終了できないまま日没サスペンデッドとなった。