日本人で唯一出場の松山英樹(29=LEXUS)が、2位に4打差をつける首位で第3ラウンドを終えた。日本男子初となるメジャー制覇へ、大きな期待を背負い最終日に向かう。

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◆過去にも優勝に近づいたことが 松山は16年にも第3日に通算1アンダー215の3位に浮上し、首位スピース(米国)と2打差で最終日を迎えた。結果は5打差7位。86年の中嶋常幸も首位と2打差の6位で最終日へ。最終成績は優勝したニクラウス(米国)と5打差の8位。

◆マスターズの日本勢最高成績は4位 01年の伊沢利光と09年の片山晋呉の4位。伊沢は7打差の16位、片山は5打差の6位から最終日に順位を上げた。

◆メジャーの日本男子最高成績は2位 80年全米オープンで青木功が2位。ニクラウスと首位で並んで最終日に入り、「バルタスロールの死闘」を繰り広げた。松山も17年全米オープンで2位となっている。