日本人で唯一出場の松山英樹(29=LEXUS)が、2位に4打差をつけて首位に立ち、メジャー初優勝、3年8カ月ぶりの米ツアー通算6勝目に王手をかけた。

1イーグル、5バーディー、ボギーなしと7つ伸ばす65で回り、通算11アンダー、205。雷雲接近で11番のティーショット後から77分間の中断に入ったが、再開後に猛チャージ。11番からの8ホールで6つも伸ばした。首位で出たジャスティン・ローズ(英国)ら通算7アンダーで2位の4人よりも、頭一つ抜け出した。日本男子初のメジャー優勝が、現実味を帯びてきた。

ホールアウト後の中継テレビ局のインタビューは以下の通り。

-雨で中断があり、長い1日となったが

松山 去年の中断の方が長かったので、全然苦ではなかったです。

-中断から再開後は猛チャージだったが

松山 うまくプレーできたかなと思います。

-マスターズで自己最高スコアの65が出た要因は

松山 前半は少しドタバタしながら、パットも決めきることができなかったけど、後半に入って、中断の後から少しグリーンのスピードが落ちたので、13番のパットからいい感じで打つことができたと思います。

-15番の第2打は

松山 5番アイアンで、208ヤードでした。

-5番アイアンのカットでちょうど距離

松山 そうですね。キャディーと話したら「5(番)のしっかり」と言われたので「何言ってるんだ」と、ちょっと怒りながら(笑い)。

-最終日に向けての意気込みを

松山 この3日間、あまり波を立てることなく、あまり怒らずできた。明日(最終ラウンド)は、そういうことがすごく大事になってくると思う。それができれば、すごくチャンスがあると思っています。