米男子ゴルフツアー、マスターズの最終ラウンドが11日(日本時間12日未明)、米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGCで行われている。日本人唯一の出場となった松山英樹(29=LEXUS)は3日目までを終えて2位に4打差の首位。メジャー初優勝の快挙へ向け、運命の最終ラウンドに挑んでいる。

オーガスタ名物と言えば「アーメンコーナー」と呼ばれる11番、12、13番の3ホール。それぞれに難しさがあり、多くの名手たちを苦しめてきた。

11番(505ヤード、パー4)の特徴は、グリーンの左にある池と手前のコブ。このコブにボールを当ててしまうと、一気に池へと落ちてしまう可能性があり、多くの選手を苦しめてきた。12番は155ヤードのパー3と距離は短め。しかし、グリーン手前には大きなクリーク、そして上空で渦を巻くように吹く風が選手を悩ませてきた。20年大会ではあのタイガー・ウッズも翻弄(ほんろう)され、3度クリークに入れるなどして12番で10打をたたいた。

13番は510ヤードのパー5。このホールは2オンも狙えるが、グリーン手前にはクリークがあり、油断は禁物。イーグルを狙ったショットがクリークへと吸い込まれ、一気に窮地へ追い込まれることもある。

これまでも数多くのドラマを生んできたアーメンコーナー。今大会の展開からも目が離せない。