前週ツアー初優勝を飾った女子ゴルフの山下美夢有(19=加賀電子)が、弟思いの姉の顔をのぞかせた。フジサンケイ・レディース開幕前日の22日、会場の静岡・川奈ホテルGC富士で最終調整。練習中は、関西オープンで男子ツアーに初出場している、弟の勝将(近大)の途中経過が常に気になったようで「ちょこちょこ練習しながら、結果を見ていました」と、スマホで確認していたと打ち明けた。「特にアドバイスはせずに、昨日(21日)電話して『頑張って』と言いました」と、余計な重圧をかけないよう気遣った成果もあり、勝将は首位と4打差の24位と上々のスタートを切った。

自身は初優勝の実感が徐々に強くなったことも明かした。「優勝した直後は、あまり実感がなかったけど、この1週間で本当に優勝したんだなと思いました。皆さんにお祝いのメッセージをいただいたのが1番大きいかなと思います」と、300通以上届いた祝福メールに感謝していた。