国内男子ゴルフツアーの21年第3戦中日クラウンズは29日、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で開幕する。

2週連続優勝のかかる星野陸也(24=フリー)は28日、プロアマ戦に出場した。前週の関西オープン優勝で、世界ランクは99位に上昇。昨年10月日本オープン終了時以来の2ケタ順位に返り咲いた。

「最近は月曜に(世界ランクを)チェックするたびに“また落ちた”とがっかりしてた。今回はうれしかったです。(148位から)40位以上でしょ? 優勝しても20位ぐらいしか上がらないと思ってたんで」

日本勢では100位の今平周吾を交わし、14位松山英樹、80位金谷拓実に続く3番手に浮上。100位位内で出場権が降りてくる可能性が高い全米プロ(5月20-24日)など同ランクが上昇すれば、出場できるメジャーも増える。「金谷君に追いついて、追い越したい」。2週連続優勝へ、モチベーションは高い。

今週は小さな喜びもある。「同組が2人とも年下って、プロに入って初めてなんですよ」。予選ラウンドで2学年下の金谷拓実、3学年下のアマチュア石坂友宏と一緒になった。「昨年ぐらいから年下と一緒になり始めたんですけど、年上の人もいて、先輩にあいさつする流れで年下にも、こっちからあいさつしちゃったり…」と苦笑い。「今週はあいさつされたら“よーっ”て感じで」と右手を挙げるマネをして報道陣を笑わせて「先輩らしく、いいプレーしたいです」と話した。【加藤裕一】