レフティーのアマチュア笠原瑛(あきら、19=中部学院大2年)は通算3アンダー、15位で大会を終えた。4年ぶり2度目の国内ツアー出場で初の予選通過を果たし、この日は3バーディー、3ボギーのパープレーでスコアをまとめた。

「朝はキャディーの弟と“トップ10を目指そう”と話していました。ボギー3つがもったいない。悔しいです」と第1日に続く2度目のアンダーパーを逃したことを嘆いた。

ボギーは4、7、13番とすべてパー3。「全部、風を読み切れませんでした」という。

しかし、2度目のツアー出場で得た経験は大きい。「グリーンを外した時、シビアな距離のパーパットをプロの人はしっかり決めてくる」と課題を口にする一方で「ショットは十分に通用すると感じました」。この日は449ヤードある最長のパー4では、同組の香妻陣一朗、近藤智弘をドライバーショットで軽々とアウトドライブ。残り155ヤードの第2打を8番アイアンでピン1・2メートルにつけるバーディーを奪った。

身長163センチ。全国的に無名の小さなレフティーは「日本学生とか全国規模の試合で頑張りたい。ツアー競技も出たいです」。今後は大きな舞台で名前を売っていくつもりだ。