女子ゴルフの今年最初の国内メジャー、ワールド・サロンパス・カップ(6日開幕)に向けて、賞金ランキング1位の小祝さくら(23=ニトリ)が4日、会場の茨城GCで、アウトコースの9ホールをラウンドするなどして調整した。

通算4勝ながら、国内メジャーは未勝利。特に昨年10月の日本女子オープンで、同じ98年度生まれ「黄金世代」の原英莉花に敗れて2位に終わった経験もあり「メジャーで勝ちたいという気持ちが出てきた」と、今大会に懸ける思いの強さをにじませた。

前週のパナソニック・オープンでは、同じ辻村明志コーチに師事する34歳の上田桃子が2年ぶりに優勝した。「桃子さんは年齢は全然上ですけど、練習もトレーニングも熱心で、集中力がすごい。ゴルフへの向き合い方がすごい。本当にすごい。自分も頑張らなきゃって思いました」。一緒に練習する中で感じたストイックな姿勢に刺激を受けたという。そのパナソニック・オープンで、自身は5戦ぶりにトップ10入りを逃す29位。「先週はちょっとショットが荒れていたけど、昨日(3日)調整して、いい感じになってきた」。復調を実感し、7戦ぶり、今年3勝目を狙っている。