女子ゴルフの今年最初の国内メジャー、ワールド・サロンパス・カップ開幕前日の5日、主催の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長、森本多津子大会実行委員長らが、会場の茨城GCで会見した。会見で小林会長は、今年これまで行われた9試合の前に行われた、新型コロナウイルスのPCR検査の中で、JLPGA会員に陽性反応が出た例はあったか問われると「1例です」と回答した。ただし「1例」の会員が、選手なのか役員などの現役選手以外なのかは明かさなかった。キャディーは会員に含まれない。

これまでに何人か、国内女子ツアーの大会関係者に陽性反応者が出たことはあったが、発表されたのはテレビ局の中継スタッフや屋外施設の施行業務スタッフだった。会員から出ていたことに触れなかった点について、小林会長は「本人の承諾があれば発表するというのは最初から」と説明した。

同会長は続けて「最も大事なのは個人情報、プライバシー。個人が特定されない形でしか言えない。そういう中で協会として何が1番いいかと考え『大会関係者』というくくりで出させていただきました。私たち(協会幹部)、メディアの方を含めて全員が『協会関係者』という、くくりでお話しさせていただいております」と話した。