女子ゴルフの10日付最新世界ランキングが発表され、各国上位2人に出場権が与えられる、東京五輪代表争いが大混戦の展開に突入した。日本女子トップは変わらず畑岡奈紗で、前週から1ランク上がって10位となった。畑岡の五輪代表入りが確実視される中、注目は2番手争い。2番手は古江彩佳で25位、3番手は渋野日向子で26位と、ともに前週よりも1ランクずつ下げ、ここに4ランク上げて28位に浮上した稲見萌寧が接近した。25~28位の間に3人がひしめき、現状では残り1枚の五輪切符を争うことになった。

女子ゴルフの東京五輪代表は、6月28日付の世界ランキングに基づく、五輪ランキングで出場60人が決まる。各国上位2人に出場権が与えられ、五輪ランキング15位以内に3人以上いる国は、最大4人まで出場権を得る。稲見は国内女子ツアーで今年4勝と絶好調で、9日まで行われた国内メジャーのワールド・サロンパス・カップでも最終日の猛チャージで2位となっていた。残り1カ月半、さらに争いは激しさを増すことになる。

またワールド・サロンパス・カップで国内メジャー初制覇を果たした西村優菜は、前週よりも21ランク上げて、66位に浮上した。日本女子5番手には、前週よりも1ランク上げて40位に笹生優花がつけているが、母の母国フィリピン代表として出場する意向を示している。6番手で43位の鈴木愛、7番手で53位の小祝さくらと続く。

1位は前週と変わらず高真栄となっている。2位と3位が入れ替わり、2位に朴仁妃が浮上し、金世■は3位に後退したが、韓国勢のトップ3独占に変わりはなかった。4位にネリー・コルダ(米国)がつけている。

※■は火ヘンに英