17年の賞金王、宮里優作(40=フリー)が、6バーディー、3ボギーの69で回り、3アンダーで午前組が終えた時点で2位につけた。前後半ともボギーが先行したが、しぶとくバーディーを取って巻き返し、特に後半は4つのバーディーで一時は首位に並んだ。「いつも春先は調子が良くない。そんな中で、何とか初日にアンダーパーで回れて、いいスタートが切れた」と喜んだ。

マスターズ優勝の松山英樹や、今季2勝の金谷拓実ら東北福祉大の後輩の活躍が刺激になっている。「いい先輩を見て育っている(笑い)。すごくうれしいし、ボクも刺激になっている。松山君を見て、すごくやる気になった」と話す。さらに、故郷の沖縄北部が世界自然遺産登録の候補に挙がっていることも励みなっている。「自分の村が注目されてうれしい」と、笑顔で話した。大きな刺激を受けて、ベテランが17年日本シリーズJT杯以来の優勝を目指す。