プロ7年目のささきしょうこ(24=日本触媒)が約2年7カ月ぶりのツアー通算4勝目を逃した。

荒天順延となった第2ラウンドを1番途中から回って67で通算9アンダーとし、プレーオフへ。バーディーを決められた3ホール目に、下り3メートルのバーディーパットを外した。

「プレーオフは初めてでワクワクと緊張があったけど、勝ちたかったという思いが強いですね」。18年10月三菱電機レディースで3勝目を挙げてから、持病の股関節痛やメンタル面の問題で調子を崩し、19年にシード落ち。今大会が3勝目以降では事実上初めての優勝争い。2週前に右足首を捻挫して棄権。「全治8週間」の診断で痛みが残る中で先週は強行出場だったが、けがの功名か今大会で復調の手応えがあった。「無理に振らなくなったせいか、スイングがすごく安定するようになった」。今後に光明を見いだす惜敗だった。