44位で出た松山英樹(29=LEXUS)は、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算12アンダー、276の39位で今大会を終えた。優勝した李京勲(韓国)とは13打差だった。

インコースの前半は14番パー4で、4メートルのパットを決めてバーディーを先行させた。さらに17番パー3では、7メートルを超えるロングパットを沈めて2つ目のバーディー。2つ伸ばして折り返した。

後半は2番パー4でボギーをたたいた直後、3番パー4で、第2打を1・5メートルにつけてバーディーとし、バウンスバック。6番パー4で2つ目のボギーをたたいたが、最終9番パー5で2メートル余りのパットを決めてバーディーで締めた。それでもホールアウト後は「何も良くなかったですね。ここまで4日たって、何もいいところがないということは、今の自分の状態というか実力なので。まあ、しっかり休んで来週に備えて頑張りたいなという感じですね」と、この日の内容への不満をにじませた。前日の第3ラウンド終盤に、復調気配を見せていたパットについても「全然ダメですね」と、厳しい自己評価だった。

次週は優勝した4月のマスターズに続く、今年のメジャー2戦目となる全米プロ選手権(20日開幕、サウスカロライナ州)。「少しでもいいところで回れるように頑張りたい」と、気持ちも高まってきた。マスターズ以来、休養を挟んで1カ月ぶりのツアー復帰となった今大会は、パットなど課題も残った。だが、持ち前の正確なショットなどで、随所でファンをうならせていた。