女子ゴルフの24日付最新世界ランキングが発表され、前週まで日本女子4番手の31位だった稲見萌寧(21=都築電気)が、2番手の22位に浮上した。稲見は23日まで行われた中京テレビ・ブリヂストンレディースで今年5勝目。9ランク上昇し、前週まで2番手だった古江彩佳、同3番手だった渋野日向子を一気に抜いた。古江は前週から1ランク下げて3番手の26位、渋野は3ランク下げて4番手の29位に後退した。日本女子トップは変わらず畑岡奈紗で、前週よりも2ランク下げて14位となった。

女子ゴルフの東京五輪代表は、6月28日付の世界ランキングに基づく、五輪ランキングで出場60人が決まる。各国上位2人に出場権が与えられ、稲見は初の五輪出場圏内入り。五輪ランキング15位以内に3人以上いる国は、最大4人まで出場権を得られる。稲見は代表入りが確実視される畑岡にも迫る勢いで、2番手を争う3人の活躍次第では、日本から3人、または4人、五輪に出場できる可能性も出てきた。

日本勢5番手は前週と変わらず40位の笹生優花。笹生は東京五輪には、母の母国フィリピン代表として出場の意向を示している。6番手で43位の鈴木愛、7番手で49位の小祝さくらと続く。

1位の高真栄、2位の朴仁妃、3位の金世■(キム・セヨン)と、韓国勢によるトップ3は変わらなかった。

※■は火ヘンに英