ベテラン宮本勝昌(48=ハートンホテル)が首位と3打差2位で最終日を迎える。63の首位発進から一夜明け、強風の午後組でプレー。前半の14番パー3でダブルボギーが先行したが、16、18番のバーディーでスコアを戻した。パープレーで迎えた最終9番パー4で、残り147ヤードをピッチングウエッジでピン1メートルにつけてバーディーを奪い、71と通算10アンダーでホールアウトした。

「コンディションが初日とだいぶ違い、入り方も難しかった。その中でのアンダーパーは及第点でしょう」。

そんなこと? より残念だったのがロケットスタートを決めた第1日について。全米プロ優勝のフィル・ミケルソンをもじって“フィル・ミヤルソン”とネタ振りまでしたのに、女子ゴルフで山路晶が「1ラウンドでホールインワン2発」を記録した。自分の報道の扱いが“惨敗”に終わった。「ウハウハでホテルに帰ったのに、何ですか、ホールインワン2発って! ミヤルソンでいけた、と思ったのに」と嘆く。

最終日は2年ぶりのツアー通算13勝目と、上位2人(有資格者を除く)に全英オープン出場権がかかる。「パグンサンの13アンダーはすごい。3打差リードなら“あってないようなもの”と思うけど、3打差をつけられたら、遠く感じますね。でも、優勝と全英切符も気に掛けながら、頑張りたい。最初の3ホールが大事ですね」と気を取り直していた。