ツアー1勝の比嘉一貴(26=フリー)が強風の午後組で69をマーク、通算8アンダーの5位に踏ん張った。「ティーショットが曲がって、しのいでしのいでの内容。アイアンが良く、アプローチも良かった」。3パットで1ボギーを喫したものの、4バーディーを奪取した我慢のプレーを振り返った。

首位と5打差で最終日を迎える。「初日に(宮本勝昌の)9アンダー、今日も(パグンサンの)7アンダーが出た。僕にも(ビッグスコアが)出るチャンスはあると思います」。この日、同組だった大槻智春が67で通算7アンダーにスコアを伸ばした。「大槻さんはショットがすごく良くて、たいがい僕より先に打って、いいイメージを出してくれたのに…。僕は到底及びませんでした」。自信を持って振り切れず、出球が少しずつズレたドライバーショットを修正し、勝負をかける。