ミレニアム世代の古江彩佳(21=富士通)は通算10アンダー、首位と6打差で最終日を迎える。

開催コースは滝川二高卒業から半年ほど“研修生”として世話になり、今も練習をさせてもらっている。コース関係者全員が知り合いと言ってよく、恩返しをしたい思いは強い。

また神戸の実家から通う今大会は、母ひとみさんの手料理が力の源。「おかあさんの料理は全部好き」という。中でもお気に入りは「揚げ豆腐入り野菜炒め」で、練習ラウンドからおねだりを続けてきた。

事実上2枠の東京五輪代表争いは2番手稲見に次ぐ3番手。代表決定まで残り3戦しかなく、今大会で稲見に優勝されると極めて厳しい立場に追い込まれる。

「五輪は頭の片隅にはありますけど、とにかくこの試合に集中したい。最終日は攻めるプレーができればいい」。稲見との6打差を追いかける。