会社員の男性との結婚を15日に発表した女子ゴルフの上田桃子(35=ZOZO)が17日、ニチレイ・レディース(18日~20日、袖ケ浦CC新袖C)の開幕前会見に出席し、結婚の喜びと大会への意気込みを語った。

上田は35歳の誕生日でもある15日に以前から交際していた同い年の男性との結婚を発表。この日の会見前には大会主催のニチレイからサプライズでお祝いの花束も贈られた。「ありがとうございます」と笑顔をみせ、気持ちの変化を聞かれると「ないです。これからもないと思います」と話した。

その言葉通り、今後も変わらずに競技を続ける意向を示しており「若い選手が増えている中で、女性アスリートにとって結婚、出産は頭の片隅に『いつかは』と思っていることだと思います。アスリートとしてだけでなく、女性としても幸せになっていける姿を見せていけるように、それでいて結婚しても変わらずゴルフを頑張って、いい姿をみせていけるようにしていきたい」と力を込めた。

結婚指輪のブランドなどについて問われると「BOUCHERON(ブシュロン)を買いました」と明かした。「どの指にもつけられるサイズで買ったので、少し大きくてゴルフの時は気になるなと思った」とこの日は着用せず。今後も「するかもしれないし、しないかもしれない」と笑った。

夫とは交際時から大会で予選落ちした際に一緒に神社に行くなどしてリフレッシュしていたと明かし「私は落ち込んだら家を出ないタイプなので。2人で願うというより、気持ちいい気分になるようにということで行くこともありました」と振り返った。

今大会はこれまでも誕生日と重なることが多かった思い出深い大会。コースについては「タイトで気が抜けない。インコースは逆目が多い。いかにフェアウエーから打てるかが大事になってくると思います」と分析。例年、優勝スコアが高くなく、伸ばし合いの展開にならない方が自身には合っているとも語り「今週は体の痛みもどこもなく練習できている。頑張りたいなという気持ちです」と意気込んだ。【松尾幸之介】