実質プロ1年目の久常涼(ひさつね・りょう、18=SBSホールディングス)がAbemaTVツアーの54ホール競技最多アンダーパー新記録・通算22アンダー、194でプロ初優勝を飾った。16年セブンドリーマーズ・チャレンジin米原GCで丸山大輔が記録した通算21アンダーを更新した。

久常は第2ラウンドで同ツアーの18ホール最少ストロークタイ記録61を出し、この日は67をマークし2位幡地隆寛に4打差をつけた。

「本当に勝てたんだという気持ちで、本当にうれしい。初めての優勝争いを高校の先輩幡地さんと最終組で回って、いい感じで引っ張ってもらいました」。今季同ツアー8戦で出場3戦だが、3位、6位、優勝で賞金ランク5位に浮上。「今年は(AbemaTVツアー)賞金王を狙っていきたいです」と話した。

ジュニアでは日本ゴルフ協会のナショナルチームに選ばれ、日本ジュニアなどに優勝。渋野日向子の母校、岡山・作陽高を今春卒業した。今回の優勝で8月のレギュラーツアー2試合(長嶋茂雄招待セガサミー杯、Sansan KBCオーガスタ)の出場権を獲得した。